昭和38年に県指定無形民俗文化財指定されました。大杉信仰に基づく疫病払い。
たびたび水害に遭い、疫病が流行したことから江戸初期にはじめられたと伝わる行事です。
稲敷市阿波の大杉神社は疫病除けの神として信仰されていますが、『西丸山祈祷ばやし』では、そろいの半纏で行列をつくり、大杉神社のお札を地区の各戸に配って歩きます。
30名を超える行列の先頭は大八車で、天狗の面を飾り米俵3俵と、後部には大太鼓を載せています。この大太鼓のほかに小太鼓、大小の鼓、笛、鉦などでお囃子を演奏しながらお札を配って歩きます。
また地区の入り口にはワラ人形を据え付けて、疫病が入り込むのを防ぎ無病息災を祈願します。
かつては1年に2度行われていましたが、現在は1月中に1回だけ行われています。